アルク選書シリーズ『バイリンガル教育の方法』やインターネット、自分の経験からから、バイリンガル子育てをする上で大切にしたことをまとめました。
目標とやるべきこと
目標
子どもにアカデミックなレベルのトライラテラル・トライカルチュアルになれる環境を提供する。
やるべきこと
- 基礎になる日本語日本文化をしっかり育てる
- はっきりした言語の使い分けのしつけをする(言語を混ぜて話さない)
- 言い間違えは子どものプレッシャーにならないように、自然にさらりと言い直す
- 2~15歳頃まで言葉を使い分けなければならない状況(言語のニーズ)を作る
- 積極的に日本人コミュニティなどに参加しいろいろな年代の日本語に触れさせる
- 言語間のバランスのとれた接触量、接触質を意識する
- 英語を勉強するのではなく、楽しい体験や楽しい交流を英語でする
- 毎日、大きな声で教科書などの文章を「音読」する。文字が読めるようになったら、親は聞き役に回る
イマージョン方式 vs インター+週末日本語補講
英語と日本語で授業をするイマージョン方式の学校に通うパターンと、英語のみで授業をする学校(インターナショナルスクール)にプラスして週末に日本語補講を受けるパターンのメリット・デメリットを比較してみました。
メリット | デメリット | |
イマージョン方式 | ・両言語でアカデミックな会話ができる高度な言語能力が身につく。 | ・日本語学校の日英イマージョン方式の場合、日本人ばかりになり、結局日本語をつかってしまう可能性がある。 |
インター+補講 | ・周りの友達に日本人が少ないので、英語の環境が整う。 | ・基本の日本語能力が伸びにくい。 ・日本語のアカデミックな言語能力がそだたない。 |
- ーイマージョン教育を採用する。日本語と英語で授業を受ける。(英語を学ぶのではなく、英語と日本語で教科の授業を受ける。結果的に、英語だけの授業を受けるよりも英語、日本語、他の学力も向上する。)
- ー小学校4年生レベルまでの日本語能力の向上は、外国語習得に有利に働くので、海外で子育てする場合は、イマージョン教育を取り入れている日本語学校に入れ、日本語と英語(中国語)で授業を受ける。
- ー英語インターに入れ週末日本語補講学校に通う。(週末イマージョンも可能)
- ー家庭内だけでは教科学習言語能力がそだたづ、アカデミックな内容の話ができない。
- ー10歳ごろまでは覚えた言語も使わなければ驚くべきスピードで忘れるので、バランスのとれた多言語への接触量・質を10歳まで担保する。
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- ー使用言語を切り替えるコードスイッチングや、言語が混ざるコードスキミングは一時的なモノなので問題ない。むしろ脳のダイナミックな動きであり肯定的に受け止める。
- ‐小学校はインター+補習校か、日英のイマージョン教育にするか考える。p160~参考にする。どちらもバイカルチュアルになれる教育方法